2009年5月25日月曜日

家出掲示板怪我

男子テニスの錦織圭選手(ソニー)が25日、東京都内で会見を開き、6月に開幕するウィンブルドン選手権を欠場すると発表した。右ひじに小さなヒビが入る疲労骨折が理由で、6週間後に再検査をして、9月開催の全米オープンを目標に調整する錦織選手は24日に開幕した全仏オープンに向けて調整していたが欠場を決め、その後は6月22日に開幕するウィンブルドンに合わせて再度調整を進めていたが、検査のためチェックをしたところ疲労骨折が見つかったという。錦織選手は「8週間リハビリをしていた末のケガで、何もやる気にならないぐらい落ち込みましたし、悔しい思いをしている。早く気持ちを切り替えたい」と話している男子テニスの錦織圭(ソニー)が25日、東京都内で記者会見し、痛めている右ひじを米国で検査した結果、疲労骨折が判明したことを明らかにした。完治まで2-3カ月かかると診断され、6-7月のウィンブルドン選手権の出場も不可能になった。
 錦織は1月の大会で右ひじを痛め、3月から実戦を離れ、現在開催中の全仏オープンも欠場していた。24日に活動拠点の米国から帰国した錦織は「自分の中では悔しい気持ちと残念な気持ちでいっぱい。今は休むことしかできない」と話し、今季最後の4大大会である8月31日開幕の全米オープン出場を目指す考えを示した。 
【全米オープンテニス 男子シングルス3日】プロ転向5カ月目の今年2月にツアー初優勝。4月には世界ランクが100位以内に突入するなど、日本だけでなく世界から注目される存在となった錦織。その強さの秘密は、米国で与えられた“エア・ケイ”のニックネームに隠されていた。

 この日もウイニングショットとなったフォアハンドが、錦織の最大の武器であることは、世界が認めている。「ケイのフォアは一発で(ゲームを)決める力がある。いずれは世界のトップ5に入ってくる」と絶賛したのは、6月のアルトワ選手権(ロンドン)で対戦した現世界1位のラファエル・ナダル(22=スペイン)だ。この試合で1セットを奪われたナダルは、昨年の全仏で錦織を練習パートナーに指名するなど、早くから才能を認めていた。

 ジャンプしながらテークバックで体をダイナミックにひねり、大きなパワーを生み出す右打ちのフォアに、ついたニックネームは“エア・ケイ”。細身ながら体幹の力を最大限に生かすため、ボールに力が伝わる。さらに、天性の手首の柔らかさでギリギリまでボールを体に引きつけ、コンパクトで速いスイングで叩くため、コースを読ませない利点もある。

 「ラケットをとても器用に扱う。球さばきのうまさに感心したことがある」と証言するのは、錦織が最も尊敬する前世界1位のロジャー・フェデラー(27=スイス)。自慢のフォアだけでなくロブやドロップショットを織り交ぜたプレーは多彩で、時に予想を裏切る。ベースライン後方など、難しい位置になるほど燃える性格も、勝負強さに結びついている。

 日本協会の盛田会長は「勝敗より、まず面白いテニス、お客さんを喜ばせるプレーをしようという姿勢がある。それが結果としてスーパープレーを生んでいる」と評する。英語も話せなかった13歳のとき、単身で米国に渡って身につけたチャレンジャーの魂も、錦織の最大の武器といえる

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